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素材や・価格・宗派にも注目 仏壇の選び方

仏壇には大きさや素材、本尊など選ぶポイントが沢山あります。それぞれの仏壇の特徴や注意点などを種類別にまとめました。家族と相談しながら選んでいきましょう。

真宗大谷派

真宗大谷派(しんしゅうおおたには)

浄土真宗は大きく分けて、西本願寺を本山とする「浄土真宗本願寺派」と、東本願寺を本山とする「真宗大谷派」の2つの勢力に分かれています。この東本願寺や西本願寺は通称になります。

西本願寺の正しい名前は「龍谷山本願寺」といい、浄土真宗本願寺派の本山です。東本願寺の正しい名前は「真宗本廟」といい、真宗大谷派の本山です。

真宗大谷派の特徴

真宗大谷派とは、浄土真宗の宗派のひとつです。

真宗大谷派は、浄土真宗本願寺派に次ぐ規模の浄土真宗の宗派で、所属する寺院の数は約8,500寺あります。浄土真宗本願寺は、十二世法主の長男教如ではなく、豊臣秀吉の支持を受けた三男の准如を跡継ぎにしたために、戦国時代から江戸初期にかけて西と東に分裂しました。

准如が西本願寺を本山とする「浄土真宗本願寺派」を継ぎ、独立した十二世法主の教如が、徳川家康に京都に寺地をもらって始めたのが、東本願寺を本山とする「真宗大谷派」です。

開祖などは浄土真宗と同じ

真宗大谷派は浄土真宗と開祖を同じとし、また阿弥陀如来を本尊としている事や阿弥陀経や無量寿経、観無量寿経を経典としているところは浄土宗と同じです。

宗祖 親鸞1173年~1262年
本尊 阿弥陀如来
主な経典 浄土三部経(観無量寿経、大無量寿経、阿弥陀経)
唱名 南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
焼香の作法 焼香は抹香を額の高さまで掲げる事はせず、
1回だけ行う。

日本国内では550万人

浄土真宗では信者の事を「門徒」と呼んでいて、

  • 浄土真宗本願寺派の門徒数は700万人
  • 真宗大谷派の門徒は550万人

と、浄土真宗全体で1200万人以上の門徒を抱えています。

寺社数は18000箇所以上で、日本国内では最大の仏教勢力となっています。都道府県別で見ると、西日本・北陸地域でとくに多く信仰されています。

肉食妻帯

明治時代に太政官布告が出されたことによって、今では僧侶の肉食妻帯が一般的になっていますが、昔の宗派は

  • 僧侶は必ず坊主
  • 結婚をしない
  • 肉を食べない
  • 禁欲

と、このように規律がとても厳しかったです。

当時の僧侶は肉を断ち女性との交流を持たないことが正しい姿とされていました。しかし、親鸞は自らが公然と肉食妻帯を実行し、その風習を打ち破ったのです。当時は、僧侶像を否定していると多くの人から批判されました。

しかし、こうすることで「人々の注目を集めることができ、浄土真宗の教えを広めることができる」と、親鸞はあえてそれをしたのです。

真宗大谷派と浄土真宗本願寺派の違いは?

本願寺派と大谷派のは、政治的問題によって分裂が起きた訳だから、教義上においてはほとんど違いはありません。しかし、それでも様々な違いはあります。

まず一番わかりやすいのがお仏壇の荘厳(おかざり)のしかたです。亀の背中に乗った鶴が口にれんじく蓮軸をくわえた姿のつるかめ鶴亀燭台(しょくだい)があれば大谷派。これに対して本願寺派では、銅に漆塗りのせんとくせい宣徳製の燭台が用いられます。

また、焼香の回数も、大谷派では二回、本願寺派では一回と決められています。

真宗大谷派が多いエリア

真宗大谷派は、滋賀県が圧倒的に多くなっていて、名古屋など東海地域をメインにしています。また総本山のある京都も門徒数が多いですが、関西ではお西の門徒数も約半数になっていてます。

真宗大谷派のおつとめの方法

はじめに称名念仏を

大谷派ではおつとめを始める前に称名念仏を唱えます。「南無阿弥陀仏」と数回唱えることによって阿弥陀様への感謝を伝えます。お勤めが出来ない場合でも称名念仏だけは唱えたいところです。

大谷派で読経される経典

次に、大谷派で読経されることが多いお経になります。

  • 正信偈(しょうしんげ)
  • 親鸞聖人が書いた『教行信証』に収められているお経。

  • 念仏和讃(ねんぶつわさん)
  • 阿弥陀如来の世界とそこに到達する道についての教え。

  • 回向(えこう)願似此功徳
  • 阿弥陀仏の修業時代の本願、成就してからの後利益について。主に朝に読経される。

  • 御文(おふみ)
  • 蓮如聖人による、門徒への手紙。お経とは意味合いが少し異なる。主に夕に読経される。

真宗大谷派のお仏壇

ご本尊 東弥陀
お脇掛 右:十字名号
左:九字名号

金仏壇が使用されます

真宗大谷派は浄土真宗なので、主に金仏壇を選ぶ人が多いです。金仏壇の金色は極楽浄土を表していて、「阿弥陀様がいらっしゃる極楽はこんなに光り輝いている」というイメージからです。また、金色は最も格式の高い色だと言われていて、格式高さや荘厳さを表す色でもあるからです。

宗派によって違う金仏壇

同じ金仏壇でも、真宗大谷派と浄土真宗本願寺派では少し違いがあります。例えば、仏壇の中の柱の色は、浄土真宗本願寺派がすべて金色なのに対し、大谷派は柱が黒いのが特徴です。

浄土真宗本願寺派 真宗大谷派
ご本尊 阿弥陀如来
お脇掛 右:親鸞聖人
(又は、十字名号「帰命尽十方無碍光如来」)
左:蓮如上人
(又は、九字名号「南無不可思議光如来」)
右:十字名号「帰命尽十方無碍光如来」
(又は、親鸞聖人)
左:九字名号「南無不可思議光如来」
(又は、蓮如上人)
総本山 西本願寺 東本願寺
お唱えする 言葉南無阿弥陀仏
よく読まれる経典 観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)
無量寿経(むりょうじゅきょう)
阿弥陀経(あみだきょう)
教行信証(きょうぎょうしんしょう)
正信念仏偈(しょうねんぶつげ)
観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)
無量寿経(むりょうじゅきょう)
阿弥陀経(あみだきょう)

このように、宗派によってお脇掛や総本山など少し違いがあるので、お仏壇を購入する前にはしっかりと宗派などをしっかり確認して置くことが大切です。宗派をしっかり理解してマナー違反がないようにしましょう。