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一日葬のメリットデメリットについて

お葬式

2019/06/03

一日葬のメリットデメリットについて

1日葬とは

1日葬とは、お通夜をしないで火葬と同日に告別式をするお葬式です。
従来の形式にとらわれず、本来2日間かけて行う葬儀を1日で行う新しいスタイルで、「ワンデーセレモニー」とも言います。
お通夜が行われないので、納棺など準備が整い次第すぐ葬儀、告別式に移ります。
その後、火葬をします。
お食事は親族だけで家や外食をして済ませることが多いです。

一日葬の流れ

一日葬は、告別式から火葬までを1日で行うので、遺族の負担が少なく利用者が増えつつあるスタイルです。
一日の流れに関しては通常の葬儀とそれほど変わりませんが、一日の内容量が多く忙しいことが予想されます。

臨終から打ち合わせまで

自宅や病院で亡くなった場合、法律によって逝去後24時間は火葬できないので遺体を安置する必要があります。
医師からの死亡診断書を受け取らないと、遺体の搬送が行えないので忘れないように!遺体の移動に関しては葬儀社が迎えに来てくれます。
葬儀社との打ち合わせには、故人の希望があれば伝えることと、喪主・宗派・葬儀場所などを確認してもらい、見積もりを出してもらいましょう。
一日葬は葬儀自体は1日ですが、前日の準備段階から会場費を支払う場合があるので確認しておきましょう。
一日葬は香典を辞退することが多くなっていますが、香典や供花を辞退しても会装礼品と会葬礼状は必ず準備しておきましょう。
職場や学校への連絡と死亡届や火葬許可書などの手続きを行い、必要なものをそろえると同時に会場の準備も整います。

納棺から出棺まで

通常の葬儀では納棺の儀式を通夜の前に行うのが一般的です。
一日葬は通夜を行わないため、告別式の前に親族だけで集まり故人の旅支度を手伝います。
一日葬は1日で火葬まで行うので11時~12時頃と早い時間帯から始め、葬儀社スタッフの視界によって進行されます。
仏式であれば僧侶による読経、弔辞・弔電の紹介が行われ、その後喪主・遺族・参列者の順番で焼香を行い、別れの儀式です。

故人との最後のひと時となるため十分な時間をとり、出棺の準備に写ります。
故人の棺に花を飾り、男性を中心にして棺を運び霊柩車に載せます。
通常の葬儀であればここで一般参列者は解散しますが、一日葬は身内だけで行うことが多いので全員で火葬場へ行くこともあります。

火葬から食事まで

葬儀場と火葬場が併設されている施設であれば、告別式の後すぐに火葬へと移りますが、そうでない場合はマイクロバスなどを利用して、火葬場で待ち合わせをして火葬場へ移動します。

火葬炉の前で行う最後の儀式が納の式です。
僧侶がいる場合は読経してもらい、喪主から順番の焼香した後に火葬となります。
火葬は一時間程度で終わるので、親族が集まっているときに今後の法要の日程などを決めておくといいでしょう。

火葬が終われば骨上げとなり、足から順番に遺骨を骨壺に収めていきます。
骨壺といっしょに埋葬許可書を受け取るので大事に保管しておきましょう。
一日葬では精進落としなど食事の場は設けず、葬儀はこれで終了です。

一日葬の所要時間

一日葬はどれぐらいの時間が掛かるか見ていきましょう。
火葬場の空き状況によって所要時間は変わってきますが、一日葬の場合には納骨からお骨上げまで5~8時間程度はかかるでしょう。
法律上臨終から24時間は火葬ができないことになっているので、すぐに葬儀や火葬をすることはできません。

葬儀までの間、遺体はどこかで安置することになります。
一日葬ではすべての儀式を1日で終わらせることができるように、通常は通夜の前に行う納棺を午前中の内に行います。
告別式は午前中の早い時間から、葬儀社のスタッフの進行によってはじまります。
その後出棺し、火葬場へ移動します。

火葬には通常1時間程度かかります。
火葬の後はお骨上げをして葬儀は終了します。
一般の葬儀よりも所要時間は短いのですが、その分1日にやるべきことが多くなるので、かなり忙しくなります。

メリット

1つ目

1つ目のメリットは、故人の友人も参列が出来ることです。
一般のお葬式とほぼ同じ流れで行われるので、直葬と違って友人も呼ぶことが出来ます。
火葬だけだと周囲になかなか理解してもらえませんが、1日葬はしっかりとお別れが出来るので、理解してもらいやすいです。

2つ目

2つ目は、葬儀の費用が抑えられる事です。
お通夜をしない分の費用は当然抑えられます。
コストパフォーマンスが良いところがメリットですね。

3つ目

3つ目は、高齢の遺族の身体的負担や遠方からの参列者への負担を軽減させる事ができます。
遺族に高齢な方が多い場合は、お通夜と告別式を2日間続けて参加するのはとても大変なことです。
また、遠方から参列する親族や友人がいる場合は、2日間だと宿泊をしないといけません。
その分、1日にまとめて行うことが出来ることでこの負担を軽減する事が出来ます。

4つ目

4つ目は、お別れの時間が確保できる事です。
1日葬は直葬よりもゆっくりとお別れする時間をとることが出来ます。
特に、自宅での安置が可能な場合はお通夜をする代わりに、その時間に家族だけでゆっくりとお別れをすることが出来ます。

デメリット

メリットがたくさんあって、最近では都心部を中心に増えてきている1日葬ですが、デメリットいくつかもあります。
デメリットもふまえた上で利用するかを選択しましょう。

まず1日葬は、「葬儀日数が半分になったから費用も半分」と思われる事が多いですが、そう言うわけではないので注意しましょう。
前日から準備が必要な場合はその分の費用もとられます。
だから事前にしっかり葬儀社に詳細を確認することが大切です。
また、1日だからお坊さんに支払う費用も半分になるわけではありません。
宗教者への「お布施・お札」は減額されないのでこちらも注意しておきましょう。

一日葬の注意点

家族の負担を抑えられる一日葬ですが、気をつけな得ればならないことはあるのでしょうか?
ここでは、一日葬の注意点についてご紹介いたします。

僧侶に一日葬を理解してもらう

一日葬は最近行われるようになった葬儀のやり方です。
通夜を行わないスタイルですが、お通夜にはそれなりの意味があります。
親族が故人の下に集まり寝ずの番をして個人と過ごすことは、故人によみがえってほしいという願いから始まった儀式だといわれています。
こういったことから、僧侶の中には通夜式のない一日葬に懐疑的な方もいらっしゃるようです。
このために僧侶へ位置に想を理解してもらわなければなりません。
きちんと話し合うことが大切です。

服装はどうするべき?

服装は、通常の葬儀スタイルと同じがいいでしょう。
礼服や黒いスーツを着用するようにしてください。
ただし、ご家族や地域によって違いがありますので、喪主は基本的に正式礼装で、参列者は平服でという指定がなければ通常の葬儀と同じでも服を着用するようにしてください。
また、一日葬であっても葬儀は厳粛な儀式であることには変わりはありません。
死者を偲んで喪に服す・火葬場にもいくという事からも、喪服に関しては和装にされてもいいでしょう。

お通夜がないことで参列者が限られる

通夜式がないという事は、参列者が限られるという事でもあります。
お通夜は夜分に行われるので、日中に仕事がある人も終業してから参列することができます。
けれども、一日葬の場合には、そういった方たちの参列を結果的に不可能にしてしまう事になるのです。
反対に、参列者がありまりなく、ご家族やご親族だけの葬儀になる場合には一日葬でも問題ないでしょう。

会葬礼状は必要なのか

会葬礼状とは、葬儀の参列者に渡すお礼状のことです。
一日葬で、なおかつご家族のみで行う葬儀の場合には、会葬礼状は必要ないでしょう。
しかし、ご加増以外の方が参列される場合には、やはり会葬礼状が必要です。
以前は、葬儀の後に会葬礼状をお渡しするのが通例でしたが、最近では葬儀の受付で返礼品やお清めの塩と一緒に会葬礼状を渡すことが多くなっています。

香典は辞退した方がいいのか?

特に香典を辞退するという決まりや習慣はありません。
辞退する予定であれば、葬儀社へ香典や供え物を辞退するといった「会葬礼状」を用意してもらえるよう事前にお願いしておきましょう。

1日葬がおすすめな方

  • 最低限の葬儀をなるべく費用をかけずに済ませたい
  • 呼べる人は少ないが身内だけで葬儀は行いたい
  • 一般の葬儀では、スケジュールや体力的に難しい
1日葬はこのような方におすすめなお葬式です。

一日葬の費用について

一日葬の費用相場

ある調査で一日葬の全国平均費用は約50万円弱くらいです。
通夜を行わない分参列者の数が少ないので、一般葬や家族葬に比べて平均費用が低くなります。
10万円台から120万円台と金額帯に幅はありますが、最も多いのは20万円台となっています。

葬儀にかかる費用の内容

葬儀施行にかかる費用とは、従来の葬儀では通夜式と告別式を執り行うための費用です。

式場の費用

式場の費用には2つに分けることができます。
まず1つ目は斎場利用料です。
葬儀を行う施設に支払う料金のことです。
通夜式を行わない一日葬の場合、斎場利用料も1日分でいいと思われがちですが、告別式の準備などが前日から必要なこともあるので、最上によってまちまちです。
2つ目が火葬場利用料です。
これはどんな形式の葬儀を行っても必ず発生する費用です。
民間の火葬場の場合、費用は約5万円からとなっています。
公営の火葬場の場合には、地域内の方は無料で利用できる所もあるようです。
火葬場を利用する際に、控室などを使用したいときは、別途料金が発生することがあります。

飲食接待費

一般的な葬儀の場合、通夜式の後には「通夜ぶるまい」、告別式の後には「精進落とし」という会食があり、そのため飲食接待費にかかる費用も必要になります。
一方で、一日葬の場合には、通夜式がないので通夜ぶるまいは必要ありません。

香典返しの費用

香典返しは、いただいた香典の3分の1から2分の1程度の金額でお返しするのが一般的です。
このため、香典の金額によって香典返しの費用は変わってきます。

供花代

供花とは、葬儀の際に飾られるお花のことです。
一般的には、故人と親しかった参列者が故人を偲んで贈られるものです。
供花代にかかる費用は花の種類や大きさにもよりますが、花輪は1基15,000円程度、花篭は1万円程度が相場となっています。
喪主の方が供花代を出すことはあまりありませんが、香典や供物と同様に供花をいただいた方へのお返しが必要になります。

寺院の費用

葬儀に関わる費用の中には、寺院への費用もあります。
まずは「お布施」です。
お布施とは、僧侶に読経してもらう謝礼としてお渡しするものです。
地域によって異なりますが、20万円から30万円程度が相場のようです。

つぎに「戒名料」です。
戒名料は故人の戒名に対する謝礼です。
宗派や寺院によって金額は異なりますが、戒名料に20万円程度支払っている方が多いようです。

後は「お車代」と「御膳料」です。
お車代は、僧侶に葬儀会場に来てもらうためのお足代で、御膳料は、法事を行った僧侶が解析に参加されなかった場合、午前の代わりとして渡す心づけのことです。

費用の支払い方法

一日葬に限らず、葬儀費用の支払い方法は各葬儀会社が指定する方法で行います。
間違いないのは銀行振り込みか、現金一括払いの手渡しです。
反対に、現金決済以外は受け付けないという葬儀会社もあります。
とはいえ近年ではクレジットカードでの支払いも受け付けている葬儀会社も増えてきています。
そのほかに、利息は発生しますが分割ローンでの支払いが可能な場合もあります。
どういった支払方法が可能かについて葬儀会社の担当者に確認しておきましょう。
支払いタイミングにも注意が必要です。
葬儀後の支払いが一般的ですが、葬儀会社によっては葬儀前に一部入金が必要といったケースもあります。
また、事前に予約しておくことで早期予約割引を適用する葬儀会社もありますので、生前予約が可能な状況で且つ、可能な限り費用を抑えたいと考える場合には検討してみる価値はあるでしょう。

費用は喪主が払うの?

一日葬の費用は一般的に喪主が支払うものです。
喪主が高齢だったり、負担が大きかったりする場合には、そのご家族が支払うこともあるでしょう。
基本的には、葬儀終了後から1週間以内程度で支払いをすることが多いです。
しかし一日葬の場合には、参列者の人数が増えても追加料金のかからないプランを葬儀社が用意していることもあり、打ち合わせの段階でクレジットカードで支払いができることもあります。

葬式費用がもらえる?健康保険から出る埋葬料とは

亡くなった方が健康保険に加入していれば、葬儀費用の補助として給付金がもらえるのをご存じでしょうか?この給付金は、自動的に振り込まれるものではなく申請しないともらえません。

国民健康保険に加入していた場合

亡くなった方が国民健康保険(または後期高齢者医療制度)を支払っていた場合、市町村から葬祭費が支給されます。
葬祭費は市区町村によって違いますが、2万~7万円位です。

社会保険に加入していた場合

亡くなった方がサラリーマンで社会保険(健康保険)を支払っていた場合、健康保険協会や組合から埋葬料・埋葬費・家族埋葬料のいずれかが支給されます。
3つの支給額は5万円が上限ですが、健康保険組合によっては別途数万円の補助金が出る場合があります。

共済組合やフナ院保険の場合

国家公務員共済組合は社会保険で、葬祭費は10万円~27万円と組合によって違います。
フナ院保険に加入していた場合は葬祭費5万円+不可給付が支給されます。

死亡一時金について

死亡一時金とは、年金を受け取らないままに亡くなった場合、その方によって生計を同じくしていた遺族に支給される制度です。
年金を収めた機関によって12万~32万円の支給額が受け取れます。