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法定相続って何?遺言の相続とは違うの?

相続関係

2019/05/30

法定相続って何?遺言の相続とは違うの?

遺産相続の種類

遺産相続には被相続人が遺言書を作成して指定できる「指定相続分」と 遺言書が作成されていないときに用いる民法で定められた「法定相続分」があります。
遺言書の有無で相続の手続きの仕方が大きく異なります。
遺言書がある場合は指定相続分が優先になります。

法定相続って何?

法定相続とは民法で決められた法定相続人が相続する遺産の割合のことです。
民法で「このように財産を分けるのが一番」と決めている分け方です。
相続税を求める時や相続人同士が話し合いで合意しない場合の法律上の目安です。

法定相続が受けられる人の優先順位

被相続人の配偶者は常に法定相続人になります。
その次に法定相続人になる順番が以下のようになります。、

  • 1位:被相続人の子ども
  • 2位:被相続人の父・母
  • 3位:被相続人の兄弟

法定相続人の配分の具体例

  • (相続人が配偶者と被相続人の子ども)
  • 配偶者:2分の1
    子ども:2分の1
  • (相続人が配偶者と被相続人の父・母)
  • 配偶者:3分の2
    父・母:3分の1
  • (相続人が配偶者と被相続人の兄弟)
  • 配偶者:4分の3
    兄弟:4分の1

子、父・母、兄弟が二人いる場合は原則として均等に分けます。
また、配偶者は常に法定相続人になりますが、正式な婚姻関係がある人だけが認められます。
内縁関係は認められません。1日でも婚姻期間があると認められます。

遺言がある場合は?

人が亡くなってからは基本的に法定相続人が法定相続分に従って遺産を相続します。
しかし、遺言がある場合だと変わってしまいます。
遺言書は被相続人が自由に遺産を振り分けることが出来るものです。
遺言書がある場合は指定相続分が優先されるので、遺言に従って遺産を相続人に振り分けます。
この時、特定の者だけが有利になる条件になってしまうこともあります。

遺留分とは

遺留分とは相続人の不利益を回避するために法律で定められた制度の事です。
これの制度で特定の者だけが有利になる事をないようにします。
被相続人が遺言書を書いた場合でも、他の相続人には最低限得られる財産が保証されます。
遺留分が認められる法定相続人は、被相続者の配偶者および子ども、父・母、祖父母です。
兄弟姉妹には遺留分は認められません。
では、遺留分によって得られる財産の割合は?

  • 配偶者・子のみ:全相続分の1/2
  • 父母のみ:全相続分の1/3
  • 配偶者と子:全相続分の1/4
  • 配偶者と父母:配偶者は全相続分の1/3、父母は1/6
となります。

このように遺言書の有無で相続の流れが大きく変わってしまいます。
色々な制度や法律があるので、しっかり事前に確認しておくとトラブルを避けることが出来ます。